
2021年(令和3年)1月 はじめての大学入学共通テストが近づいてきました。その出願者数はどうなっているでしょう?現役生、浪人生は少ない?多い?
2020年10月8日が出願受付最終日でした。大学入試センターによる2020年10月8日(木)17時現在の発表を見ていきます。
今回の出願者数は?

現役生 440,555人
既卒者等(浪人生等) 74,096人
総出願者数 514,651人
となっています。
前回は、「最後のセンターテスト」でした。
今回は、「はじめての共通テスト」となるので、
浪人を選ぶ人はは少ないのでは、と前々から言われていました。
浪人生は本当に少ないのでしょうか?
浪人生は本当に少ない?

前年度の同じく受付最終日(2019年10月10日17時現在)の出願者数と比べてみましょう。
現役生 465人 減
既卒生等(浪人生等) 15,801人 減
合計 16,266人 減
となっています。
たしかに、浪人生等の出願者数は前回と比べると少ないといえます!
やはり、昨年度、浪人の道を選ぶ人が少ない、という動きになっていたのでしょうか。

一方、コロナの影響で、大学受験者数が減るのでは、とも言われていましたが、
共通テスト現役生の出願者数は、極端に減ってはいないようです。
私大の「共通テスト利用入試」制度など増えていることが影響しているかもしれません。
ちなみに、年齢別の人口は、総務省統計局人口推計によると、現役生の代の人口は1つ年上の代よりも、やや少ないことがわかります。
この出願者数は、10月8日17時現在のもので、出願は10月8日の消印まで受付となるそうです。
つまり、全体にもう少し増える?と考えられますね。
令和3年度 第1日程、第2日程は?

今回は、「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う学業の遅れに対応できる選択肢」(文科省)として、
試験実施期日が2回設けられていますね。
① 令和3年(2021年) 1月16日(土)及び17日(日)
② 令和3年(2021年) 1月30日(土)及び31日(日)
試験実施期日別の出願状況については、10月19日の週に発表されるとのことです。
最終的な志願者数は?受験生の戦略は?

今後、「重複出願等の確認、確認はがき(出願受理通知)の送付及び試験場の指定を行った後に確定する志願者数等…」について、
つまり、確定した最終的な「志願者数」は12月上旬に発表予定ということです。
このように発表される出願者数・志願者数によって、受験生の戦略は変わるでしょうか?
初の共通テストということで、未知数の部分が多い、さらにコロナの影響もあることから、今回は「安全志向」や「地元志向」、「弱気の出願」が多いのではとも言われています。
一方、「安全志向」、「弱気の出願」と言われるからこそのチャンス、二次試験や私大出願を見据え、強気でいこう、という声も聞かれます。
受験生のみなさんには、健康第一で夢の実現に近づいていってもらいたいですね!
