フィギュアスケート羽生結弦選手の【ロンカプ】について紹介します。
・羽生結弦選手の【ロンカプ】は【ロンドカプリチオーソ】のこと
・羽生結弦選手の【ロンカプ】演奏者はピアニスト清塚信也さん
・【ロンカプ】の作曲者はサンサーンス
・【ロンカプ】をこれまでに演じたのはプルシェンコほか
羽生結弦のショート曲【ロンカプ】とは
【ロンカプ】とは…
2021年12月24日【全日本フィギュア選手権2021】に初披露された、羽生結弦さんの今季ショートプログラムの曲名(略称)です。
【ロンカプ】=【ロンドカプリチオーソ】
【序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28】
Introduction et Rondo capriccioso(フランス語)
羽生結弦選手は2022年2月の北京オリンピックでもこの【ロンカプ】を演じます。
羽生結弦の【ロンカプ】の演奏者
ボルドーセットアップどう?#johnlawrencesullivan#サントリーホール pic.twitter.com/SoZRzFalPy
— 清塚信也 (@ShinyaKiyozuka) January 31, 2022
羽生結弦選手の【ロンカプ】の演奏とピアノアレンジは、日本のピアニスト清塚信也さんよるものです。
ピアノアレンジをしている時点で、氷上の演技を想像し、涙が出ました。
サン=サーンスは天才すぎて孤独を歩んだ音楽家。
羽生結弦 選手というヒーローを、
その背負っている人々への真心を間近で見ると、
誰も歩んだことのない”道”が見えました。
今回のロンカプは、そんな表現をしたつもりです。— 清塚信也 (@ShinyaKiyozuka) December 24, 2021
何かを鑑賞して、初めて、
子供の頃のように純粋に涙が出ました。
心より感謝と敬意を。— 清塚信也 (@ShinyaKiyozuka) December 24, 2021
2021年12月24日の全日本ショートプログラムでは【曲の解釈10.00満点】というスコア。
羽生結弦さんと清塚信也さんがともに創りあげた作品なのですね。
【ロンドカプリチオーソ】の意味
【ロンド】…輪舞曲
【カプリチオーソ】…気まぐれ
直訳すると、気まぐれな踊りの曲という意味になりますね。
【ロンドカプリチオーソ】は、異なる旋律を間に挟みながら、ロンドの主題を繰り返す曲。
ちなみに、【カプリチオーソ】capriccioso(フランス語)は 【カプリッチョ】capriccio(イタリア語)が語源ということです。
【ロンカプ】の作曲者
【ロンカプ】=【序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28】の作曲者は…
フランスの作曲家 カミーユ・サンサーンス(1835ー1921)
1863年に作曲された独奏バイオリンと管弦楽のための作品
もともとは、独奏バイオリンと管弦楽による曲である【ロンカプ】ですが、羽生結弦さんのショートプログラムでは、ピアノアレンジによる楽曲となっています。
【ロンカプ】をこれまでに演じた選手
【ロンカプ】をこれまでに演じた選手は…(敬称略)
・ヴィクトリア・ワシリエワ(ロシア)
・アンナ・シェルバコワ(ロシア)
・三原舞依(日本)
・永井優香(日本)
・小塚崇彦(日本)
・エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
・アデリーナ・ソトニコワ(ロシア)
・ジョニー・ウィアー(アメリカ)
・イリーナ・スルツカヤ(ロシア)
多くの選手とファンに愛されてきた【ロンカプ】…
フィギュアでは【王道プログラム】とも言われています。
まとめ
孤高の作曲家とも言われるサンサーンス作曲の、クラッシックで王道プログラムとも言われる【ロンカプ】を、清塚信也さんのピアノアレンジにより、まるで新しい唯一無二の作品として生み出した羽生結弦さんです…。