
この記事は、モデルナ製のコロナワクチン1回目接種後、副反応の実際についての50代日本人女性の体験記です。
自分の接種前に調べたところ、当時はモデルナ製ワクチン接種の体験談は少なかったので、この記事が参考になれば幸いです。
高齢者は副反応が激しく起きることは少ない、若い人の方が起きやすいと言われてそのようなデータもいくつか見ましたが…
50代って狭間なんです。高齢者に近い?若い人に近い?
今回ばかりは高齢者に近くて副反応があまり起きなければいいなあ…と念じていました。
モデルナ製ワクチン1回目接種後の副反応の体験記

副反応の実際(体験記)
モデルナ製ワクチン1回目接種後の副反応は、一言でいうと、大事にならずに済みました。
モデルナ製ワクチン1回目接種後の副反応の実際、53歳日本人女性の筆者の場合
発熱は最高37.2度
解熱剤(アセトアミノフェン:カロナール200ミリ2個を3回)服用
3日目にはすっきり抜けた実感があった
周りの人…ファイザーでもモデルナでも、丸2日間は違和感や症状などあり、その後はきっぱりなくなったという声を複数聞いていました。
自分の場合も、3日目に突然「抜けた」という感覚になったのが印象的でした。
とにかく無事に終えられて、関係の皆様に感謝です。
以下、時系列で詳しく振り返ります。
時系列に振り返り(体験記)
接種会場に到着
モデルナ製ワクチン1回目の接種は、2021年7月5日15時30分頃。
自宅からバス・電車で移動、45分ぐらいの会場だった。
1階の受付で、接種券と健康保険証、家で記入してきた予診票を確認してもらう。
念のためマイナンバーカードは用意していたが保険証だけでよかった。
館内にいる間はつけておいてくださいという番号か何か書かれた紙のわっかを手首につけた。
接種会場は2階だったのでエレベーターで移動。
そんなに広いビルではなく、移動は楽だが、不安と緊張で腰が抜けそうだった。

問診
案内されるままに入ると、ほどなく医師の問診コーナーへ。
若い男性のお医者さんが予診票を確認。
私は予診票の項目に当たるほどの重篤なアナフィラキシーショックの経験はないが、若い頃に注射の時に気持ち悪くなったことがあった。
また、インフルエンザ予防接種では毎回腕が熱く固く腫れあがる。
2週間ぐらい続くだろうか…子どものころから今までずっとで、熱は出ない。
今までの人生で自分以上に腫れる人に出会ったことがないが、毎回そうなるので「具合が悪くなったことがある」という予診票の項目に当てはまらない…。
しかし、ただでさえ腫れやすいと言われているコロナワクチンなので、自分はどんなことになるのだろうとかなり不安だった。
思い切って目の前のお医者さんにその不安をもらした。
すると、その若い男性医師は「ああ~~じゃあ今日は来ますねえ~」と笑顔で一言。
きっと今回も間違いなく腫れるでしょうねっ!て感じの明るい応答。
悶々といくつもの不安に押しつぶされそうな私に向かって、あまりにも明るくてかる~いお言葉。
しかしそれぞまさに、プロの技だったのだと、振り返って感心する。
私の不安はそのお医者さんの明るくてかる~いノリの一言で吹っ飛ばされた。
私自身もひきつり笑いを作りながらお礼を伝えて、いよいよ接種コーナーへ。
接種(1回目)
今度は若い女性の先生自らが、筆者の荷物を運んで招き入れてくださった。
普通、お医者さんが患者の荷物を運ぶなんて見たことないので、この人はそういう役割の人なんだろうと思った。
しかし、この荷物を運んでくれた優しい女性が、私に接種をしてくれるお医者さんだったのだ、びっくり。
私の不安や緊張をくみ取られた様子で、少し会話。
そして「針は通常の採血のものより細いですからね~、なにか全然違うことを考えていて下さい~」と言われた。
「なにか全然違うことって何があるんだろう?」と考えているうちに、どうやら接種が終わった。
びっくり。痛くなかったのだ。
終わった…ショックで倒れることもなかった。
そして、とうとう打ってもらってしまった…これから自分はどうなるんだろう?

接種後の待機
通常、重篤な副反応等に備えるために会場に15分程とどまることとされている。
自分は心配だったので申し出て30分ほど滞在した。
事前リサーチにより、重篤なケースの多くは直後15~30分の間が多かったということを知ったからだ。
何事も起きなかったので、接種30分後会場を離れた。
ちなみに会場での流れは終始スムーズであった。
帰宅
帰宅途中で気持ち悪くなったり、倒れちゃったりしたらどうしよう…とものすごく不安だったが、何事も起きず無事に帰宅できた。
最寄り駅まで到着すると、バス待ち時間にご褒美にと31アイスクリームを買うことさえできた。
帰宅してまずシャワー。いつ寝込んでも大丈夫。
自分が動けなくなっても、家族(10代後半の子どもふたり、夫は単身赴任で不在)が困らないようにいろいろ準備していたので、アイスを食べてのんびりしていた。
外出と緊張の疲れは感じていたので、レンジ調理で簡単な晩御飯を出し、早めに休んだ。
接種当日23時30分ごろ(接種8時間後)
早々に眠っていたのだが、なんだか左足太もも内側があたたかくて少しかゆいなあと目が覚める。
熱を測ると36.8度。体感から納得の数値…微熱かなと思った。
接種した左腕幹部はかたくなっていた、赤くはない。
これから上がるところかもね、と早々に解熱剤(アセトアミノフェン)を飲んだ。
自分は熱に強い方ではないからだ。
そして再び寝た。
接種翌日6時30分(接種15時間後)
36.6度。
まあ夜中に解熱剤飲んでるし。
無事に朝が来た。眠れてよかった。
子どもを送り出す。
接種翌日14時30分(接種23時間後)
36.5度。
なのに寒気がする。
普通に頭痛がする(いつもの片頭痛よりは軽い)
解熱剤昨日から数えて2回目飲む。
もうすぐ接種後まる1日になるなあと思いながら寝る。
これから熱あがるのかな、寒気がするし。

接種翌日18時(接種26.5時間後)
37.2度。
頭の後ろ~上部が痛い。
解熱剤飲んでのこれなので、実際はもう少し熱が上がっていたんだろうなと思う。
自分は熱に強いわけではないので、飲んでやり過ごせたのでよかったと思う。
接種翌日20時(接種28.5時間後)
36.4度。
数値上は平熱だが、自分の感覚で再び解熱剤を飲む。
痛くて眠れないより眠れる方がよいから。
昨日から通算3回目。
接種翌々日6時30分(接種39時間後)
36.4度。
昨夜解熱剤飲んでのこれだから、やはり微熱程度あったかもしれない。
しかし、眠れたのでよかった。
左側の頭、あご、首が痛い。日頃から痛みやすいところだ。
片頭痛の頓服薬は念のため飲まないでおく。
(後日、頭痛クリニックの先生から、念のため接種後3日間は片頭痛の頓服は飲まずにアセトアミノフェンやイブプロフェンなどでしのぐようにと指導されたので、この時の感覚で正解だった)
首から肩にかけて日頃から痛くなりやすいところにいつものシップを貼ると、痛くてつらく感じられていた呼吸も楽になった。
自分は疲れなどで鼻肩首頭が痛くなりやすい。
今痛むのも、ワクチン接種の副反応で痛いというよりも、日頃から弱いところが体が弱って(?)痛むのかなと思った。
接種翌々日11時(接種42.5時間後)
なんとなくだが、はっきりと、もう大丈夫と感じた。
ワクチン接種の影響から抜け出したという感覚。
ちなみに今回コロナワクチン接種をした部位や左腕は、痛くはなったがそんなに大変なほどではなかった。
私の場合は、例年のインフルエンザワクチン後の方がより痛く固くなり、数日間も続くものだなあと思った。
というわけで、モデルナ製ワクチン接種1回目後の副反応は、大変なことにはならず、本当にほっとしました。
モデルナ製ワクチン接種1回目まで事前準備の体験記

ワクチン接種後に自分の具合が悪くなったり寝込んだりしても何とかなるように、事前にいろいろな準備をしました。
子ども達は10代後半で、足りないものがあれば自分で買いに行けないわけではないですが、店が遠いということもあり、難なく過ごせるように気づいたものは予め準備しました。
食糧・水

日頃からのローリングストックに加えて次のものを増量しました。
- パックご飯
- スポーツ飲料
- 子ども達が飲むもの(店が遠いので数日分足りるほどは用意)
- フリーズドライの食品
- 冷蔵レンジ調理のおかず
使い捨て食器
育て方が足りず、私の具合が悪くなった場合に、子ども達が食器の片づけをしてくれることは期待できないため多めに、使い捨て食器も準備しました。
- 紙皿
- 紙丼
- 紙コップ
- 割りばし
- テイクアウト時にもらう使い捨てカトラリー
衣類
洗濯をできる限り終わらせ、家族が迷わないように。
自分の具合が悪くなってもすぐに着替えられるように、レジ袋に一式入れて寝床のそばに準備しました。
嘔吐対応グッズ
割合は少ないということですが、接種後に嘔吐の経験がある人はいます。(叔母もその一人)
自分は薬に弱いところがあるので心配で備えました。
接種会場から帰宅するまでに気持ち悪くなりはしないかと不安で、携帯しました。
自分の寝床にも予め用意しておきました。

体温計・パルスオキシメーター
高熱に備えて寝床に準備。
軽い喘息持ちなので、日頃からパルスオキシメーターも寝床に常備しています。
マスク・消毒用アルコール
こんな時に在庫切れにならないように。

そのほか日用品
例えばラップや洗剤や生理用品など、こんな時に限って在庫切れとならないように。

バッテリー
スマートフォン充電用。
現金
急なことにも対応できるように、手元にいくらかの現金を。
救急受け入れ病院の診察券
救急の場合にお世話になるであろう病院の診察券を財布に入れて、接種会場に向かいました。(家から一番近いの救急受け入れ総合病院)
おそらく帰途で倒れたりしたら、親切な人が財布を開いて何者か確認してくださるかも…と思って。
まとめ

コロナワクチン、さらに当時はまだ体験談や情報が少なかったモデルナ製ワクチンの接種…と未知の経験でとっても不安でしたが、無事に終えることができて感謝しています。
準備物については、コロナ自宅療養を想定したフリーズドライ食糧など用意がいくらかありましたが、冷蔵品であたためたら食べられるようなものも追加しました。
災害時の備えと共通のものもあるので、今後とも適切な量を見極めてローリングストックしていきたいと思います。
2回目接種後にまた体験記として書きたいと思います。